7月9日(土)本社会議室にて外部講師を招き、乗務員を対象とした事故防止セミナーを開催しました。
テーマは、“ドライブレコーダー映像で見る事故の傾向と対策”です。
講師の先生解説のもと、ドライブレコーダーの映像を見ながら事故が起こる3つのメカニズムについて学びました。

①『運転は「認知」「判断」「動作」の繰り返し』

プロドライバーは、経験も豊かで知識も豊富であるため「判断」「動作」でのエラーは起し難く、
エラーを起し易いのは「認知」エラーである。

事故防止セミナー②事故防止セミナー①
②『運転中の情報は目から9割、耳から1割収集する』

耳は1割であるが、目で認知した事よりも耳で認知した方が格段に反応速度は速いため、
ラジオの音量を下げ、窓を少し開け、外の音が聞こえるようにしておくことが大切である。

③『目の視野は「中心視野」「有効視野」「周辺視野」がある』

事故防止セミナー③

ア.車の運転では、有効視野と周辺視野が非常に大切であるが携帯電話などの文字を見ている間は中心視野になってしまうため、有効視野・周辺視野共に見えなくなってしまう。
イ.周辺視野の動くものを見る力(いわゆる動体視力)が低下していると、横断歩道上の歩行者や自転車などの発見が遅れてしまい、非常に危険な運転になる。
動体視力の低下には、4つの原因がある。
Ⅰ 飲酒
Ⅱ 目の疲れ

Ⅲ 車の速度                             
人間は車を運転する事を前提に生まれてきた訳ではないため、人間の目の限界は人間が走れる速度(時速40㎞)※である。従って、法定速度を守って40~50㎞で走っていると遅いと感じるが、実は目の限界を超えている危険な状態であるため緊張感を持った運転が必要になってくる。実際にこのくらいの速度の事故が非常に多い。  (※100m走世界記録保持者“ウサイン・ボルト”の記録を時速に換算すると約37.6Km/h)

Ⅳ 年齢

事故防止セミナー④

動体視力は40歳前後から徐々に落ち出し55~60歳では一気に30%まで落ちると言われている。
しかし、事故が多いのは55~60歳ではなく、40歳前後~54歳である。
理由は、見えていないとの自覚があれば速度を落とすなど運転を変えるが、動体視力が徐々に落ちている段階では見えていない自覚が無いことから運転を変えないためである。
従って、40歳前後を超えた運転者は動体視力が落ちている事の自覚を持って運転を変えていく必要がある。


今回のセミナーで、ドライブレコーダー画像の危険要因を見ながら、目・耳の特性を学ぶ事ができ、
運転時に注意する点を改めて確認することが出来ました。
セミナーで学んだことを頭に入れ、事故撲滅に繋げていきたいと思います。

【受講風景】
事故防止セミナー⑤事故防止セミナー⑥